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ゼリーの話

豊橋の特産銘菓“ゼリー”は、寒天に、砂糖・水飴を調合し、種々の果汁・香料を加えてオブラートで巻いたり、砂糖をまぶしたいわゆる寒天ゼリーのことです。
このゼリーは、明治時代の後期、伊良湖岬で有名な渥美半島の中程にある愛知県田原市の鈴木菊次郎氏(鈴木氏についてくわしくはこちら)によって、水飴を原料として製造された「翁飴(おきなあめ)」がその前身と言われています。

水飴と寒天を調合した“ゼリー”の製法がオブラートの発明者である鈴木氏の手で開発され、外見のカラフルで透き通った涼しげな感じと、口に入れたときの甘いソフトな風味、さらに日持ちが良いことから夏場の菓子として愛好されました。
その後、製品の品質も時代の嗜好にあわせ年々研究・開発が重ねられ、次第に全国に広まって今日では全国総生産量の8割以上をこの豊橋地方で生産し、名実共に豊橋の特産銘菓“ゼリー”として全国に確固たる地位を築きあげ、国内ばかりでなく広く海外にも輸出され、現在では四季を通じて世界の人々に好評を博しています。

杉本屋のゼリーは、大正の初めより90年余のゼリーづくり一筋の伝統と技術により、寒天の中でも最高とされる「丹波地方で生産される糸寒天」を使用した製品は、豊橋ゼリーの中でも最高級品と評価されています。

又、寒天は天草などの海草類を原料として作られ、第6の栄養素として昨今評判の「食物繊維(ダイエタリーファイバー)の含有量が主要食品中で最高であるとされています。

丹波寒天
特徴
・日本で最初に寒天が作られた場所です。
・他の産地(長野・岐阜)に比べて気温が高い為、糊分の多い天草(良質)を使用します。逆に水分の多い天草を使うと腐りやすい為です。
*丹波地方は夜マイナス5度、日中15度と大きな温度差があり、霧が多い為、栗・筍・松茸・小豆他、農作物の栽培に適しています。
製造工程
  1. 厳選した良質の天草を澄んだ水でよく洗う。
  2. 一晩ゆっくりと寒天を煮る。
  3. 煮た天草の汁をしぼり袋をいれた漉し箱に移す。
  1. 梃子(てこ)を利用し、漉し箱の最後の汁までしぼり切る。
  2. 一晩おくと固まって、ところ天になる。それを突き出し用の筒形に切る。
  3. 筒形に切ったところ天を外に運び出す。
  1. ところ天を突き出す。
  2. 幾日も青空の下に干す。
  3. 夜はところ天の水分が凍り、昼凍った水が除去され寒天となる。
(株)西田彰吾商店 パンフレットより抜粋
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